Two of us
「・・・でも、嬉しかったから」

例えお姉ちゃんの代わりでも、初めてを紘一郎さんにあげられたことは嬉しかったことに代わりはない。

「ん・・・でも、ごめんね」

紘一郎はそう言いながら、唇を体に這わせた。

まるで触れない場所がないように、全身をくまなく舐め口に含む。

指の先から足の先まで・・・





「・・・っ・・・あ・・・はぁ・・」

舐められているだけなのに、体がどんどん熱くなる。

気がつけば、紘一郎はキミカの膝を割り体を間にすべりこませていた。

恥ずかしくてそんなところは直視できない。

でも皮膚が全部敏感になって、紘一郎さんの何がどこに触れているか全部わかってしまう。

紘一郎の指が下腹部を撫でながら降りてくる。

茂みをさわさわと撫で、指先で花弁をゆっくりと開く。

それだけで花弁からはくちゅんと水音が響き、トロリと蜜を溢れさせた。

そこを紘一郎間近で凝視している。

キミカは顔を背けて、シーツを握りしめた。

両膝は紘一郎の腕が絡められているから、逃げることができない。
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