Two of us
私は、初めての行為にドキドキしながら紘一郎さんが与えてくれる快感に身をよじる。

「彩香・・・愛してる・・・」

何度もそうつぶやく声が切なくて、苦しくて、泣き出してしまわないように私は唇をかみしめていた。

着ていた服を脱がされ、素肌と素肌がぴったりと重なる。

「・・っん」

再び深く口づけられ、舌を吸われる。

大きな手は私の胸を優しく撫でつつも、時折先端を強くつまんだ。

重なっている太股に当たる熱いものが時折ぴくんと反応する。

「・・ん・・・っはぁ」

紘一郎さんは熱を帯び始めた私の体を丁寧に舐めていった。

内股にたどり着くと、大きく足を広げられそこに紘一郎さんが唇を寄せた。

「・・・あっ」

自分でも見たことのない場所を紘一郎が舐めていると思うと、目を開けていなくてもすごく恥ずかしい。

熱い舌が何度もそこを行き来し、次第にぴちゃぴちゃと音が聞こえ始める。

すると、紘一郎はそこを指でなぞり、ゆっくりと中へ差し込んだ。
< 9 / 47 >

この作品をシェア

pagetop