空の彼方に
「・・・あ・・っ・・・」

「触ってないのに、こんなにして・・・」

彼方は胸の先端を唇で軽く吸って遊んでる。

「・・・あ・・・ああ・・」

もどかしくて、もっと強く触って欲しくて私は身体をよじる。

「何、もう触って欲しい?」

そのいじわるなささやきにさえ、私は身体が震えた。

「・・トーコ、えっちだね」

優しい手つきで着ているものを全部脱がされ、彼方が私の足の足の間に顔をうずめた。

「・・・すごい濡れてるよ、トーコ」

声のトーンは優しいのに、さっきから彼方の言葉は容赦なく私の欲情を煽る。
< 106 / 121 >

この作品をシェア

pagetop