空の彼方に
「あ・・・あぁ・・」

切なげな声が耳元で漏れてきて、私は一気に嬉しくなった。

彼方は体の震えが止まると、いとおしそうに唇を重ねてくる。

そして、ふと顔を離すといきなりぷっと吹き出した。

「な、何!?」

「・・・お前の顔、すっげー間抜け」

「な・・・っ!!」

初エッチ直後のセリフがそれ!?

ムードぶち壊しだよ・・・


私がぷーと頬を膨らませると、再び唇が重なってきた。
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