空の彼方に
「お前の場所はここ」

そういいながら、いきなり私を抱きかかえて、膝の上に座らせた。


わーわーわー!!!

先週の出来事が蘇って、私は落ち着いてはいられない。

「・・・何もしねーよ」

じたばたしてる私を、彼方が後ろからぎゅっと抱きしめると、私はようやく落ち着いた。




「・・・って、触ってるし」

気を取り直して、作業を再開すると後ろから回された手がさわさわと胸を触ってくる。

「・・・触るくらい、いいだろ」
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