空の彼方に
私が小さくうなづくと、彼方は嬉しそうに微笑んで深く唇を重ねてきた。

腰を引き寄せられ、更に奥へと進もうとする。

もう何がなんだかわからないまま、彼方の背中を強く抱き寄せる。

もっともっと深くつながりたくて、彼方の腰に足を絡ませた。

「・・・ふ・・・お前もエロくなったな」

そんな仕草を見て、彼方が笑う。

恥ずかしかったけど、彼方があまりに嬉しそうに微笑むので私は更に力を込めた。

「・・・あぁ・・・」

すると途端に彼方の声に余裕がなくなった。

私ももう限界だ。
< 60 / 121 >

この作品をシェア

pagetop