空の彼方に
でも、俺は耐えた。

桐子にも会えないけど、でも桐子を守るためなら・・・

そうして、2年・・・3年と月日が経ち、あっという間に中学を卒業し、気づいたら高校を卒業してた。

大学では一人暮らしをするために、俺は一度実家に立ち寄った。

その時、見てしまったのだ。

駅前の喫茶店の窓越しに桐子の姿を・・・

そしてその向かいには同級生らしき男が座っていた。



カナちゃん・・・カナちゃん・・・


だーいすき・・・



俺は愛しい桐子を置いて、離れてしまったことを後悔する。

やっぱりずっとそばにいれば良かったと・・・
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