空の彼方に
22時

カーテンを開けると、向かいの出窓で桐子が頬杖をついていた。

「桐子」

声をかけると、ぴくんと反応する。

「来いよ」

俺はベランダにおりて、手招きをした。

桐子はパジャマのまま出窓に足をかけ、ベランダを乗り越えようとする。

俺は一瞬身じろいだ桐子の手をとって、引き寄せた。

そのまま部屋の中に引き込んでベットに押し倒す。



もう・・・


もう我慢なんてできない・・・
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