空の彼方に
桐子の唇は、白い肌とは裏腹に血色がよく、とてもキレイな色をしてる。

唇で触れるその唇は柔らかく、甘く、そして何よりもかわいかった。

小さく震える唇を何度も何度も唇で挟み、優しく吸う。

少しだけ息が荒くなる桐子を感じると、俺は我慢できなくなって一気に深く口付けた。

固く閉じた唇を舌の先でこじあけ、中に入る。

舌を伸ばして、桐子の舌を優しく絡めとった。

溢れてくる唾液も甘く、俺を喜ばせる。

「・・・んっ」

無意識に息を止めてしまっていた桐子が突然苦しそうに息をした。


・・・可愛いな・・・

何も知らないなんて・・・

可愛くて、どうにかしてしまいたくなる。
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