空の彼方に
すべてに触れたくて、その感触を確かめたくて桐子が嫌がるところまですべてに触れていく。

一通りその体を堪能して戻ってくると、俺は桐子の脚を大きく開かせその間に入った。

そこは触ってもいないのに、さらに蜜を溢れさせ俺を求めているように見えた。

「そろそろ、いいか」

もう我慢できないほどに膨れ上がった欲望を吐き出したくなって、桐子の脚を抱えると突然桐子が口を開いた。

「えっ・・・あ、あの・・・!」

「なんだよ」

「・・・私のこと、好き・・・?」

「なんだよ、いまさら」

「え?」

俺は小さい頃からお前だけだ。

「お前は好きじゃないヤツともこんなことできるのか?」

男は正直どんな女とだってできるが、女は違うだろう?

ましてや、お前はそんな女じゃないだろう?
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