空の彼方に
「・・・あぁ・・」

思わず声を漏らしてしまうが、桐子は苦しそうに顔を歪めながらもどこか嬉しそうな顔をしていた。

でも、もうこのままで我慢できないな・・・


「・・・お前、最高だよ」

ふわりとその頬を撫でると、俺は欲望のままに腰を振った。

「あっ・・・ああっ・・・」

時折聞こえる桐子の喘ぎ声が、更に俺を興奮させた。

どうしていいかわからないのか、空中で泳がせる桐子の手を取ってベットの上で握り締めた。

「・・・い・・っ・・」

気がつけば更に奥へと進もうとして、眉間にしわを寄せて痛みに耐えている桐子を見下ろした。

「・・・痛いか」

わかっているけど、もう止められない。
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