空の彼方に
「い、痛い・・」

「そうか」

でも、これは俺とお前が結ばれたという証なんだ。

「忘れるなよ、この痛みが俺が教えてやったんだ」

俺だけがお前に教えてやれる甘い痛み・・・

しばらくそのまま突き上げていると、桐子の表情がだんだんと和らいできた。

「・・・あぁ、いい顔だな」

さっきまでの苦痛に耐えている顔ではなく、その快感を逃すまいとしている顔だった。

俺は更に気持ちよくしてやりたくて、二人のつながっている入り口へと指を添えた。

入り口の蕾をすりつけると、中がぎゅーっと狭くなる。

「あぁっ・・だめ・・・っ・・」

だめと言いながらも、桐子の中はぎゅうぎゅうと俺を締め付けて離さない。
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