君色
「ようこそ、リストランテオカダへ」
まるでお店のボーイさんのような仕草で中へと促され、玄関に足を踏み入れた。
正直私は外での外食が苦手だった。
それに気がついてくれたのかな・・・
一歩踏み入れたその部屋は、すごくきれいに片付いていて、真面目な伊織さんらしい部屋だった。
エプロンをつけた伊織さんがキッチンの中に入っていったので、私はカウンターテーブルに座った。
「メニューは?」
「カルボナーラ、ペペロンチーノ、アラビアータ・・・なんでもあります」
「じゃあ、カルボナーラ・・・」
「承りました」
おどけながら言う伊織さんは、カウンターの向こう側からグラスを2脚取り出しワインをついだ。
「少しなら、飲めるよね?」
「あ。はい・・」
「じゃあ、乾杯」
カチンと透き通った音でグラスが重なる。
まるでお店のボーイさんのような仕草で中へと促され、玄関に足を踏み入れた。
正直私は外での外食が苦手だった。
それに気がついてくれたのかな・・・
一歩踏み入れたその部屋は、すごくきれいに片付いていて、真面目な伊織さんらしい部屋だった。
エプロンをつけた伊織さんがキッチンの中に入っていったので、私はカウンターテーブルに座った。
「メニューは?」
「カルボナーラ、ペペロンチーノ、アラビアータ・・・なんでもあります」
「じゃあ、カルボナーラ・・・」
「承りました」
おどけながら言う伊織さんは、カウンターの向こう側からグラスを2脚取り出しワインをついだ。
「少しなら、飲めるよね?」
「あ。はい・・」
「じゃあ、乾杯」
カチンと透き通った音でグラスが重なる。