君色

「・・優しくすることだけはできると思うから」

「うん・・・」

私たちは再びキスを交わす。

何度も何度もお互いを確かめるように・・・

そうしながら、ゆっくりと伊織さんが中に入ってくる。

指なんか比じゃないくらい苦しいけど・・・

でも・・・

「・・・少しだけ、我慢して」

苦しそうな声の伊織さんはキスの角度を深めながら、ゆっくりと押し進んでくる。

苦しくてずり上がる体を押さえられ、私はなんとか耐えた。