君色
「でも、もう限界かも。もう少し動いても、いい?」

伊織さんの唇が重なると同時に私は小さくうなづく。

でも伊織さんは本当に我慢できないみたいで、さっきとは比べ物にならないくらい激しく動いた。

「あ・・・ああっ・・・」

不思議な感覚が身体の中を支配していく。

我慢できないくらいの快感に、さっきまで我慢していた声がひっきりなしに漏れてしまう。

伊織さんはそれを聞きながら嬉しそうに笑っていた。

「真・・・秀・・・っ・・・」

伊織さんは更にペースをあげると、いきなり私の胸にどさりと身体を重ねてきた。

前髪からは汗がぽたぽたと零れ落ち、額にもびっしょり汗をかいている。
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