君色
「・・や・・ちが・・」

伊織さんが言ったから、私は思わずゆうべのことを思い出してしまった。

ゆうべは伊織さんにうつぶせにされて、腰を持ち上げられて・・・それで・・・

「・・・やっぱり・・・もっと溢れてきた」

伊織さんはその赤い舌を伸ばすと、その割れ目をなぞるように深く舌を差し込む。

そして、わざと音がするように荒々しくそこを吸い始めた。

「・・・あぁ・・や・・恥ずかしい・・・」

でも、私は恥ずかしければ恥ずかしいほど濡れてしまって、伊織さんは更に強くそこを吸い上げてきた。

「・・・もう欲しいの?」

今度は伊織さんの長い指がそこを広げるようにして入ってくる。

ぞわぞわと気持ちいい感覚がそこから広がって、私は伊織さんの指を無意識に締め付けていた。
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