君色
「・・・はぁっ・・・う・・・ぁ・・・く・・・」

白い泡のようなものが私の視界を包み、もう限界だと思った瞬間。

伊織さんのものが大きく膨らみ、私の最奥に熱いものを流し込んだ。

お互いが交互にその中を震わせる。

私はもう本当に力が入らなくて、伊織さんの肩に頬を預けた。

「・・・・真秀・・・」

汗でびしょびしょになった髪を梳いて、頬に優しいキスをくれる。


伊織さん・・・愛してる・・・

声にはならなかったけど、出来る限りの力で私は伊織さんの背中を抱きしめた。
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