Primo Amore(初恋)
「・・・だめ・・・して、あげない・・・・」

私が慧くんのものをズボンの上から触ろうとすると、その手を押さえられてさらにキスが深くなった。

ぎこちないけど、情熱的で何より愛されてるって思えるそのキスに、私はすごく興奮してしまった。

下着がすごく濡れてるのがわかる。

こんなのってないよ・・・






「じゃあ・・・」

慧くんを玄関で見送る。

胸が苦しい。


明日はもう会えないんだ。


「・・・うん・・・着いたらメールするよ」

「・・ん・・・」

何を言っても涙があふれてしまいそうで、私は小さくうなづいた。
< 33 / 69 >

この作品をシェア

pagetop