-Free-
「そんな簡単じゃ大変じゃんか。世の中やばいからね…」
うん。そうかぁ…そうだね。私はうなずいた。
ほら…また和也の言葉に納得をもらってる。
「和也って何者?詩人とか…?」
「…どうしたんだ…」「だってさ…和也の言葉全部がウチを助けてるんだよ!?」
私も体を横にするとそうなの?とキョトンとした顔を見せた和也。
和也はフッと笑顔を私に見せた。
「じゃあお前…何か借り返せよ!!」
はぁ?と言えるはずがない。
「…分かった。今度はウチが和也を救う。」
私は和也…そして鳴く蝉と入道雲が広がる澄んだ青い空に誓った。
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