あたしと彼の恋愛事情


「そうか?」


「そうよ」


疑わしげな目で見る山川くんに、あたしは力強く頷いた。



と言っても、あたしにも謎。


何で、いきなりカミングアウトしたのか…。



「それにしても、知り合いとは思ってたけど、まさか高校の同級生だなんてな」



「うん。ごめんね、ちゃんと言ってなかったよね」




< 100 / 253 >

この作品をシェア

pagetop