あたしと彼の恋愛事情


……プップ―!



「あ、青か…」


クラクションを鳴らされて、初めて信号が変わった事に気付く。


だけど、山川くんは何事もなかったかの様に、ワイパーをつけて、また車を走らせた。


あたしはと言うと…、



すごく恥ずかしくて、山川くんをまともに見られない。



「西田、今日は家に送ってくから」


「え?何で?山川くんちは?」




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