あたしと彼の恋愛事情
1番幸せな夜
「おお、ごめんな。もう終わったよ」
田島くんはさっさと席を立ち、佑真の肩を叩いた。
「終わったって?」
眉間にシワを寄せ、佑真は睨んでる。
ちょっと、ちょっと。
かなり酔ってない?
あたしも立ち上がり、佑真の側へ駆け寄った。
「ねえ、佑真。酔ってない?」
「酔ってねぇよ。お前たちが怪しいって事、ちゃんと認識出来てるんだからな」