あたしと彼の恋愛事情
「それで、山川に本社異動の話しが出てるんだ」
「えっ!?山川くんに?」
その言葉で我に返ったあたしは、佑真から離れた。
「陽菜にも出てたらしいけど、今回は山川に白羽の矢が立ったってわけ」
スゴイ…。
山川くん、仕事が認められたって事じゃない。
「だから、そうなったら遠距離だろ?あいつ、プロポーズするよ、きっと」
「プロポーズ…」
「山川は、この話しを知ってるみたいだから、その決心はしてるんじゃないか?」