あたしと彼の恋愛事情
佑真も席に着きながら、書類に目を落とす。
しばらくは、事務仕事がメイン。
きっと佑真には、物足りないだろうな…。
「おい!何で、二人とも平気な顔してんだよ!おかしいだろ?」
「由里香を追い詰めたのはオレだから」
「それは、あたしも一緒。だから、罰は受けなきゃ」
「何だよ…それ」
納得出来ない様子で、山川くんはまだ何かを言いたそうだったけど、
その言葉を飲み込む様に黙りこんだ。