あたしと彼の恋愛事情


その分、余計に二人の時間が大切で、唇も体も、どんなに重ね合っても、足りないくらい…。



「陽菜…」


「何?」


あたしたちは二人、ベッドの中で、抱きしめ合ったまま、目を閉じていた。


ずっと、ずっと、このままでいたい…。



「なあ、本社に戻ったら、オレたち遠距離恋愛になるだろ?」


「うん。そうだね…」


なるべく、思い出さない様にしてたんだけどな。


「そうなったら、なかなか会えなくなる」


「うん…」


2¸3ヶ月に一回、会えればいい方だろうな。




< 236 / 253 >

この作品をシェア

pagetop