あたしと彼の恋愛事情
それが、嬉しい…。
「それよりさ、二人は結婚しないのか?」
「それは、陽菜の両親を説得してからだな」
「反対されてるのかよ?」
二人の会話に、あたしは小さくなる。
「オレさ、高校時代の印象が、相当悪いみたいで」
嫌みぽく見なくてもいいのに。
チラッと目を向けた佑真に、あたしは唇を尖らせた。
「ハハハ。それは大変だな。西田、いつでも相談に乗るからな?」
「それは、絶対にさせねぇ」