あたしと彼の恋愛事情


結婚!?


あまりにも、非現実的で、こっちも動揺する。



「それだけ、西田の事が好きだから」



真っ直ぐあたしを見つめる目に、いい加減な覚悟は出来ないって思っちゃった。



「うん…。あたしも、ちゃんと真剣に考えるから」


そう返事をすると、山川くんが抱きしめてきた。


あたしを包む腕は、佑真より少し太くて、力強くて…。




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