promesse
そのまま廊下へ出て靴箱の方へ歩いて行くと
突然後ろから声が聞こえた

「建斗君ちょっと待って!」

やけに慌てているような声だ
振り替えるとそこにはクラスメイトである
水城 真白(みずき ましろ)
が息を切らせながら立っていた

「はぁ……はぁ……やっと追い付いたよ〜
ハイ!これっ!」

それは5限目の授業のときに
貸したノートだった

「ああ、すっかり忘れてたよ。ありがとな」

「アタシも今ごろ思い出しちゃって
遅くなってごめんね。んじゃまたっ!」

そう言うと真白はまた走り去って行った
なにやら忙しそうだった

そして俺はいつも通り学校を出て
家へとまっすぐ向かう予定だった



だが…………………



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