私と黒猫


「あーあ…、本当何なんだろう?友達って…」


私はベッドの中で呟いた。

正直、そろそろ人間不信と言うものになりそうだ。
いつもこうなる。
原因は私にあるのか、友達と選ぶ相手がそう言う性格の子ばかりなのか…


「ダメだ、考えてたら泣きそう…何も考えない、考えすぎない。楽しいこと考えよう…」


と自分に言い聞かせ、はぁ…と深い溜め息をついた。

今いざこざがある子は、隣のクラスの川村里紗子で、つい最近まで仲良くしていた…はずだ。

それに、今まで散々里紗子が私に愚痴っていた私と元同じクラスの前田聡美と異様に仲が良い。

私も今まで避けられ、嫌われてたのにある日から突然仲良く、というか、何事もなかったように話しかけてきた、という経験があるので分からないこともないのだが…

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