初めてなの。
だからハジメテなんです!
高級マンションの
一室。
ある日曜日……
「処女……なん?」
「はぁ……そぅなりますね
「ありえへんて!」
目を丸くする
関西弁のオトコ
生まれも育ちも東京らしいが
「いや、でも初めてで…」
私はオトコを見上げる
「…にしてはウマすぎるで!?」
しらないし、
「何もわからないでやったんですけどね……」
「あかん!自分、天才とちゃう!?」
「…あまりうれしくないような……………」
「何で?最高の褒めコトバやんけ。」
「……そ……ですか?」
私はその道をめざしてる訳でも何でもない。
「売れるで、自分。」
私は売る気ないんだけどな。
「ありがとうございます」
まぁ、お金稼げるなら…
「なぁ、最後にもっかい聞くで?」
「はい。」
「ホントーに今のが初めてなん?」