時計兎
家から駅へのいつもの道。
歩いていく途中、公園がある。
遊具は朽ち果て、錆びていた。
積まれたタイヤに溜まった雨水は腐り、異臭を放っている。
この公園はそのうち改修されるらしいが、詳しくは知らない。
見るも無惨な
壊れかけの公園。
その公園をもう少し行くと今度はとても大きな屋敷がある。
その大きさの感動は琵琶湖の近隣の人が
『琵琶湖は海だ』
と誇張するのに似ていたと思う。
だが、いつも行き来する道だったためか、その感動は日に日に薄れていった。
表札には『橘』とあった。
とにかく大きい
立派な屋敷。
歩いていく途中、公園がある。
遊具は朽ち果て、錆びていた。
積まれたタイヤに溜まった雨水は腐り、異臭を放っている。
この公園はそのうち改修されるらしいが、詳しくは知らない。
見るも無惨な
壊れかけの公園。
その公園をもう少し行くと今度はとても大きな屋敷がある。
その大きさの感動は琵琶湖の近隣の人が
『琵琶湖は海だ』
と誇張するのに似ていたと思う。
だが、いつも行き来する道だったためか、その感動は日に日に薄れていった。
表札には『橘』とあった。
とにかく大きい
立派な屋敷。