ハッピーをあなたに・・・
「なんだよなんだよ・・・。」
もう、やさぐれモード突入である。
「そこの辛気臭い顔してるあたしの親友!!」
あたしが机につっぷくしていると、親友のアイが人差し指であたしをビシーッと指しながら女王様みたいに腰にもう片方の手を当てている。
「なんだ・・・マイベストフレンド。」
「もともと、しょぼい顔がもっとしょぼいぞ。」
「今のあたしにはその言葉に言い返す気力もない。」
沈んでいるあたしにガンガン文句をぶっ放してくるのはさっき言ったケンだ。
いつもなら『お前のしぼんだ顔よりはマシだ』とか言うのに。