さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―
「なんでそうだな、しか言わないの。」
「おう、そうだな。」
私は意外にも平穏な生活を送っていた。
「原田さん、つまんない。」
「おう、そうだな。」
なんでこの人さっきから同じ事しか言わないわけ?
じろりと睨んでもまったく同じない。
「いてっ!」
あまりにも相手にしてくれないから一発腕を叩いてやった。
「何すんだよ、てめぇ!」
「原田さんが相手にしてくれないからだもん!」