さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―
タイムスリップ。 



そんなベタな横文字が頭のなかをぐるぐる回る。




一体何が起こっているの?




自分に問いながらも、本当は一つしかな い答えはわかっている。




ただ、それを認めたくないだけで。



ここの人にこんな事を尋ねてたら、また頭のおかしいやつだと言って斬られてしまうかもしれない。




でも、聞かずにはいられない。





きっと、ここは過去の世界だから。





「今何年ですか?」




私の問いかけに三人は目を合わせた。

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