さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―
「おっ、わかったか?」
「うん。」
再び原田さんの元に戻って、縁側に腰を下ろした。
「どうだって言ってた?」
原田さんは興味深そうに首を傾げた。
「やっぱり好きだって。」
原田さんに言ってもいいのかな?と少し戸惑ったけれど、これはプラスになると思ったから教えてしまっていた。
原田さんはにこり、と笑った。
「応援しような!」
「勿論!」
ここでの新しい目標ができた。
キンさんと、斉藤さん。
二人の幸せを見届たいな。