Vrai Amour ~咲子の場合~
5.狂気
そして、秋緒が20歳になったとき。

私は秋緒と一緒に過ごすためのマンションを購入した。


週末はそこで過ごす。


秋緒にはお小遣いもあげる。


暇さえあればセックスをした。





その分だけ身体の欲求は満たされていく。


ただ心は満たされなかった。






だから、朝比奈に同行させた。




わざと聞こえるように、ドアを開けてセックスする。


秋緒はすっかりいい男になり、いろいろなテクニックで私を気持ちよくしてくれる。













だけど、快感だったのはほんの1年だけだった。


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