Vrai Amour ~斗真の場合~
1.平凡で幸せな毎日
美空と出会う1年前
俺はどこにでもいる大学講師を務めていた。
大学院を出て、信頼する師匠の薦めから母校で美術講師として在籍する一方
大学時代にで知り合い、卒業とともに結婚した妻・有絵(ユエ)とともに自宅のアトリエで
絵を描き、時々それを知り合いのカフェやレストランに飾ってもらっていた。
実際は俺よりも有絵のほうが絵がうまかった。
絵本の挿絵なんかの仕事もちょこちょこ受けていたのだ。
美術講師なんて、収入もたいしたことはなかったけど
そうやって二人、絵を続けながら幸せに暮らしていた。
そう、穏やかな波の上でとても幸せに・・・
俺はどこにでもいる大学講師を務めていた。
大学院を出て、信頼する師匠の薦めから母校で美術講師として在籍する一方
大学時代にで知り合い、卒業とともに結婚した妻・有絵(ユエ)とともに自宅のアトリエで
絵を描き、時々それを知り合いのカフェやレストランに飾ってもらっていた。
実際は俺よりも有絵のほうが絵がうまかった。
絵本の挿絵なんかの仕事もちょこちょこ受けていたのだ。
美術講師なんて、収入もたいしたことはなかったけど
そうやって二人、絵を続けながら幸せに暮らしていた。
そう、穏やかな波の上でとても幸せに・・・