Vrai Amour ~斗真の場合~
「ね、先生・・・あたしとデートしてくれない?」


放課後になると毎日のように、俺のところに来てはきわどい服装で誘惑しようとする。

今日なんかは胸が見えそうなくらい大きく開いたサマーニットに、下着が見えてしまいそうに短い対とスカート

すらりと伸びている足はストッキングを履いていないが、足のつめは綺麗にペディキュアされていた。



「悪いが、妻が待っているんでね」


そう言ってカバンを持って立ち去ろうとすると、みちるは突然俺の手を掴んで自分の胸に押し当てた。


「・・・デート省略してもいいよ?」

そう言いながらみちるはニットの中に俺の手を誘導する。

「なんで、俺なんだ?」

俺は掴まれた手を力任せに引っ張った。






ついおとといだったか・・・


空き教室で見かけた光景を思い出す。
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