Vrai Amour ~斗真の場合~
どうすればいい・・・
美空・・・・
俺は残ったワインを一気に飲み干すと、また新たにグラスをワインで満たした。
だけど、一向に酔いはまわってこなかった。
次の日の朝
美空を自宅のそばまで送ると、俺は一人カフェでボーっとしていた。
美空・・・
・・・美空・・・・
『次の段階に移るから』
そう言ったあの男の声が頭の中に木霊する。
美空をどうするつもりなんだ。
俺はいったいどうすればいいんだ・・・
考えあぐねた結果、答えはひとつしかないことに気づく。