Vrai Amour ~斗真の場合~
俺は美空を抱き上げると、ソファーへと向かった。

美空の服をすべて脱がし、両足をかかえる。

「・・・美空、ほら、今あげるから」

ゆっくりとそこに自分を押し進めると、あまりの熱さに思いっきり突き上げてしまいたくなる。

「・・あ・・・ああっ」

いつもより美空の中がきつい。

ぎちぎちになったそこに抽出を繰り返すと、あっという間に波がやってくる。

「・・・先生・・・先生っ」

潤んだ瞳で腕を伸ばしてくる美空を、腕の中に抱きしめる。

更に奥へと突き上げ、俺は美空とともに達した。

しばらくして、美空の中から出てソファーに腰をおろす。

いつもなら、ここでキスをするんだがなぜか拒むように背を向けられた。


「どうしたんだ?」


冷えている裸の肩をゆっくりと撫でる。


「良くなかった?」


そんなことしか聞けない自分が情けない。

でも、美空は激しく首を振る。

俺は愛しくなって美空の冷たい肩に口付けを落とした。
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