Vrai Amour ~斗真の場合~
「許してくれるなら、キスして。美空」
美空のあごを持ち上げ、唇を近づける。
「・・・先生」
「・・・違うだろ」
「?」
俺はもう先生じゃない。
一人の柏木斗真という男だよ、美空
「あ、う・・・と、斗真・・・さん?」
美空の声で紡がれる自分の名前は思ったよりも強烈に破壊力を持っていた。
俺は思わず緩んでしまった頬のまま美空に口付ける。
「よくできました」
でも・・・
「え?な、なんで?」
急に唇をきゅっと噛み締めた俺の顔を見た美空が不思議そうな顔をした。
美空のあごを持ち上げ、唇を近づける。
「・・・先生」
「・・・違うだろ」
「?」
俺はもう先生じゃない。
一人の柏木斗真という男だよ、美空
「あ、う・・・と、斗真・・・さん?」
美空の声で紡がれる自分の名前は思ったよりも強烈に破壊力を持っていた。
俺は思わず緩んでしまった頬のまま美空に口付ける。
「よくできました」
でも・・・
「え?な、なんで?」
急に唇をきゅっと噛み締めた俺の顔を見た美空が不思議そうな顔をした。