Vrai Amour ~斗真の場合~
今日までにもいろいろあった。
桐島家を息子、美空の弟である恵くんが継いだ。
そして、あの女・・・じゃなかった。
それを機に美空の母親が再婚した。
しかも相手は俺が美空への手紙を託したあの朝比奈さんだという。
何があったのかは詳しく知らされていないが、どうやらあの人にもいろいろあったらしい。
再婚したことは外には隠したいということで、結婚式もなかったが
俺たちはお祝いに花を贈った。
まだ完全に和解したわけではなかったが、美空がそうしたいと言ったからだ。
そして、そのあとはあの男、九条秋緒が結婚した。
相手は、俺は知らないのだがどこかの令嬢だと聞いている。
婚約パーティに招待され、しぶしぶ参加して紹介された新婦はどう見ても
あいつより10歳は若かった。
どうやって知り合ったのかわからないが、それよりも驚いたことに
あいつはすっかり落ち着いて、以前のあの鋭さも妖淫さも欠片もなくなってしまっていたことだ。
そして、その新婦の実家に養子入りし、跡を継ぐという。
美空は知らないが、パーティの終盤控え室に呼び出され謝罪されたのにも驚いた。
ただお互いが本当に守って生きたい人を見つけたことに感謝することにして
あの頃のことは水に流すことにしたのだ。
桐島家を息子、美空の弟である恵くんが継いだ。
そして、あの女・・・じゃなかった。
それを機に美空の母親が再婚した。
しかも相手は俺が美空への手紙を託したあの朝比奈さんだという。
何があったのかは詳しく知らされていないが、どうやらあの人にもいろいろあったらしい。
再婚したことは外には隠したいということで、結婚式もなかったが
俺たちはお祝いに花を贈った。
まだ完全に和解したわけではなかったが、美空がそうしたいと言ったからだ。
そして、そのあとはあの男、九条秋緒が結婚した。
相手は、俺は知らないのだがどこかの令嬢だと聞いている。
婚約パーティに招待され、しぶしぶ参加して紹介された新婦はどう見ても
あいつより10歳は若かった。
どうやって知り合ったのかわからないが、それよりも驚いたことに
あいつはすっかり落ち着いて、以前のあの鋭さも妖淫さも欠片もなくなってしまっていたことだ。
そして、その新婦の実家に養子入りし、跡を継ぐという。
美空は知らないが、パーティの終盤控え室に呼び出され謝罪されたのにも驚いた。
ただお互いが本当に守って生きたい人を見つけたことに感謝することにして
あの頃のことは水に流すことにしたのだ。