Vrai Amour ~斗真の場合~
美空は近所の子供に絵を教えたり、日本語を教えたり

育児が大変にならない程度に仕事をしている。

俺は知り合いの画廊で働きながら、相変わらず絵を描いている、という

本当に平凡な毎日だ。




でも、いいんだ。



有絵の時も、そう望んでいた。

有絵がいて、子供がいて

二人が笑って生きていければそれでいい、と。




美空と安希と三人で

毎日笑いながら過ごす毎日に

俺はとても満足している。








「美空」



隣にいる美空の肩を抱き寄せ、額にキスを落とす。


「・・・美空は幸せ?」


そう聞けば、君はきっと答えてくれるはずだ。


「ええ、とっても」

あの頃には見られなかった最高の笑顔で。
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