かけら 〜piece〜
Junior High School




 『なえ〜!!起きな〜』




ピンク色の豹柄のカーテン
そこから透き通る太陽の光



 「まだ寝かせてよね!」



1階にいる母に向かって叫んだ。

聞こえたんだか聞こえなかったんだか知らないけど返答がない。



   「眠い!」


と、ふとんに潜ってまた寝ようとしたのに…


 ドアから強い音とともに

 『入学式でしょーが!わざわざ車で30分かけて学校に通うんだから早く支度しなさいよ!』



怒鳴り散らかす母の声と同時に目が覚めた。っと同時に慌てはじめた。



 「すっかり忘れてた〜」




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