瞳の中の彼
そして隼人さんの手が私の胸に触ったとき






「いやぁ!!」






思わず隼人さんを押し倒してしまった



胸まで開いたブラウスを掴み







「隼人さんなんて大嫌い!!」







そう言ってこの教室を飛び出し 無我夢中で走り学校の外へと出た




どのくらい走っただろうか......





スカートの中に入っている携帯が鳴る



着信は“隼人さん”からで 思わず携帯の電源を切ってしまった







隼人さんもあの時私を襲った連中と同じに思えた








恐怖が私を襲う







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