瞳の中の彼
どこか知らない公園のトンネルの中で1人震えている




涙も止まらない




気が付くと辺りは暗闇になっていた





今何時か携帯の電源を入れてみた






「・・・」






真さん、楓、直也さん、未来から着信やメールが数えきれないほどあった




隼人さんからはあの時着信があったとき以来でその後はなかった






「これからどうしよう......」






公園のトンネルを出ようとしたその時













「子猫ちゃん......みーつけた!」











トンネルの入り口でニヤリと笑う男の姿





その男に腕を掴まれ引きずり出された

















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