瞳の中の彼
「「隼人ぉ!!」」




「葵!!」




遠くで 真さん、直也さん、楓の声が聞こえてくる

そして 何時の間にか隼人さんは私の目の前に立ち尽くしていた



顔を覆った手を振り払うと そっと私を抱きしめた





「もう大丈夫だ......怖かったな......」




「う.....うう......」




隼人さんに抱きしめられた私は彼の胸の中で大泣きしてしまった







「は...隼人さん.....ごめんなさい.....ごめんなさい.....」





優しく私の頭を撫でている隼人さん.....





「俺も悪かった.....お前の気持ちも知らず あんな事しちまった.....すまねぇ」






隼人さんは私の肩に顔を沈める










「葵.....お前が好きだ.....俺の側にいてくれ......」








「隼人さん !?...」





隼人さんの抱きしめる腕に力が入った











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