瞳の中の彼
どのくらい走っただろうか?


見慣れない町並み.....

ここが何処なのかさっぱりわからない

バイクはマンションの前で止まった


「葵...大丈夫か?」


隼人さんは心配そうに私に声をかけてきた


「隼人さん...ここは?」


「俺ん家...」


ど...どうして隼人さんの家に連れてこられたの!?

こんな夜分に.....家の人達もいらっしゃるのに.....


「あ...あの...」


「心配すんな この時間帯誰もいねぇから」


「えっ?」


「ったく...変なことしねぇから...そんな顔じゃ家に帰れねぇだろうが...」


そ...そうだった...私...殴られたんだ


そんなに酷いの私の顔!?

思わず顔を手で覆った
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