瞳の中の彼

「ほら!行くぞ」


隼人さんは私の腕を掴み マンションの中へ入って行った


「傷の手当すっから 適当に座ってろ」


そう言った隼人さんはキッチンの方へ行った


私は リビングに置いてある2人掛けのソファに腰掛けた

ふとテレビの横に置いてある写真立てに気づく...

「りー兄?」


何故か りー兄の写真が置いてある

その隣には綺麗な女の人...

でもこの人...どこかで見かけたような.....


「どうした?」


隼人さんが私の顔を覗く


「どうしてお兄ちゃんの写真があるんですか?」


恐る恐る隼人さんに尋ねた

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