瞳の中の彼

「姉貴の思い人だ...叶いもしねぇのに...ったく...」

「お姉さん?」

「あぁ...」


納得...写真の人は隼人さんに似ていたんだ...

お姉さんも美人だし 隼人さんも綺麗な顔立ちしている...


「ほら 傷の手当すんぞ!こっち向け!」


ぐいっと私の顔を隼人さんの方に向けられた


「...っつ」


「すまねぇ...痛てぇか? 
俺が...もう少し早く見つけられたら こんな傷つけられずにすんだのに...」


隼人さんは優しく私を抱きしめた
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